坐骨神経痛で病院に受診する時の目安やタイミング

坐骨神経痛は再発を繰り返す事が多い疾患ですので、今まで何度も改善と再発を経験している人からするとどのタイミングで病院に相談するべきなのか?という疑問を持っている人も多いと思います。

実際に軽症の坐骨神経痛であれば放置して安静しているだけでも数週間で改善する事も決して珍しくないので、症状が発生しても医療機関に全く相談せずに様子を見ている人も多いでしょう。

そこでこのページでは、坐骨神経痛で病院に受診する時の目安やタイミングについて説明させていただきます。

こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。

手術を考えなければいけない症状が発生した時は病院に相談するべき

先生、私は昔から坐骨神経痛が出たり治ったりを繰り返しているんですが、どのタイミングで病院に相談すべきでしょうか?

あくまでも私の個人的な見解ですが、手術を考えなければいけない状況になった時が病院を受診するべきタイミングたと思います。

ご存じの人も多いと思いますが坐骨神経痛が発生しているという事は、何らかの神経の圧迫が腰の骨や背骨で発生している可能性が高い事を意味しています。

手術以外でも坐骨神経痛が改善する可能性は十分あり得ますが、大元の原因である神経の圧迫状態が重症化している場合は手術をしなければ改善しないケースも残念ながら多々あります。

こういった手術をしなければ改善しない症状の場合は、一番頼りになるのは間違いなく病院やお医者さんです。

逆に言えば、手術をする気が無いのであれば患者さんが病院に行くメリットってあんまり無いと思います。

決して病院の悪口では無いんですけど、お医者さんが坐骨神経痛に対して出来る事って手術以外であまり無いんですよね。

ほとんどのケースで痛み止めや湿布薬を渡して様子を見ましょうと言われるパターンだと思いますので。

そもそも「どのタイミングで病院に相談するべきか?」といった疑問を持っている人の場合は、病院に相談しても痛み止めの薬や湿布薬を渡されるだけであまり行く意味が無いという経験をしている人も多いと思います。

繰り返しになりますが、手術をする気が無かったり、手術する程の大きな問題じゃなければ病院にあまり行く意味は無いかと思います。

手術を考えなければいけないような症状が発生した時は、病院に受診するべきタイミングだと思いますので出来るだけ早く病院に相談しましょう。

手術も考えなければいけない症状について

先生、手術を考えなければいけない症状ってどんな症状なんですか?

この質問の答えはなかなか難しいです。

こういった症状なら必ず手術です!といった単純な説明は出来ませんが、こういった症状が出た時は手術もあり得るという症状については経験則から3つ説明させていただきますね。

1 極端な筋力低下や運動障害が発生している場合

坐骨神経痛は痛みや痺れなどが代表的な症状の一つですが、重症化すると運動神経も侵されてしまい極端な筋力低下や運動障害が発生する事があります。

具体的には、足首や太ももを上げようとしても上げられなかったり、足に力が入らず自分の体を支えられなくなってしまいます。

痛みの影響で歩けない、立てないといった症状ではなくて、自分の足をまともに動かす事が困難になってしまう訳ですね。

こういった運動障害が発生する場合は神経の圧迫の状況がかなり重症化しているケースが多く、最悪の場合は手術をしなければ改善しないケースもあります。

運動障害が発生している場合はお医者さんも手術を検討する事が多い印象がありますので、足が動かせなかったり全然力が入らないなどの症状を感じた時は注意して下さい。

2 楽な姿勢が存在せず睡眠障害が発生している場合

坐骨神経痛は人によって痛む条件や痛み方が異なり、どんな姿勢が楽でどんな姿勢が辛いのかは人によってバラバラです。

坐骨神経痛の症状がそこまで重症化していない場合は、ある特定の姿勢は楽に感じるという事が多い傾向があります。

例えば、仰向けはしんどいけど横向きで寝る姿勢は楽に感じたり、逆に横向きはしんどいけど仰向けは楽に感じる、もしくはうつ伏せや座っている時は症状が楽に感じるなど、この姿勢ならマシという特定の楽な姿勢が存在している事が多いんですね。

しかし、坐骨神経痛が重症化してしまうと楽な姿勢が一切存在せず、どんな姿勢でも常に激痛が発生しているという状態になってしまう事があります。

こうなってしまうと痛みの影響でほとんど眠る事が出来ない睡眠障害になってしまいます。

睡眠障害が発生してしまうと身体の疲労が回復しにくくなりますので、余計に症状が悪化したり改善しにくくなるケーズが多くなってしまいます。

坐骨神経痛を改善する為に安静にしたいけど、楽な姿勢が存在しないから眠る事も出来ずそもそも安静にする事が出来ない状態になってしまうんですね。

また、こういった状態の人は楽な姿勢が存在しない事から手術以外の治療も非常に困難になり難しい傾向があります。

そのため、こんな状態が数週間も数か月も続いているなら手術も選択肢に入れるべき症状の一つです。

3 患者さんの生活に大きな支障が出ている場合

少しふわっとした表現の理由ですが、患者さんの生活に大きな支障が出ている場合は手術も選択肢に入れるべきです。

多くの場合は仕事に関連している事が多いですかね。

例えば、重たい荷物を持ってしまった時だけ症状が悪化してしまうという人がいたとします。

こういった人の場合、重たい荷物を極力持たないように注意すればあまり日常生活に支障が出ないので手術なんて考えなくても良いと思います。

ただ、もしこの人が運送業の仕事をしてて、かなり重たい荷物を日常的に持たないと仕事にならないような生活をしているのであれば手術も選択肢の一つだと思っています。

個人的には仕事を頻繁に休まなければいけない、もしくは1,2か月まともに仕事が出来ていないなど、我慢しながら続けられる状況を超えている場合は手術した方が早いんじゃないか?と私は考えています。

頻繁に仕事を休んだり、まともに仕事に行けない状態が続いている場合は、生活にも深刻な影響が出ていると思われます。

勿論、仕事を変えるというのも選択肢の一つですけど、まあ現実的にはそんなに簡単に仕事を変えれる訳では無いでしょう。

この理由に関しては本当に患者さんによって個人差の大きい部分ではっきりと説明は出来ませんが、もしこういった状況で病院に相談して手術という話が全く出てこないなら、病院を変えた方が良いとも思います。

それほど、まともに仕事に行けていないというのは深刻な状態だと思いますので。

まとめ

ここからはこのページを簡単にまとめさせていただきますね。

坐骨神経痛の患者さんが病院に相談する最大のメリットは手術だと私は考えています。

手術をそもそも選択肢に入れていなかったり、まだ手術する程の症状が発生していないのであれば、あまり病院に相談するメリットは無いんじゃないかなとも思います。

そのため、このページで説明させていただいたような症状が発生しているのであれば、手術をしなければ改善しない可能性もありますので病院に相談するタイミングだと思います。

ただし、この目安はあくまでも私の個人的な意見だという事を忘れないで下さい。

このページで説明させていただいた症状じゃなくても手術をしなければいけない人もいますし、こういった症状でも手術なしで改善する人だっています。

そもそも、私は手術をする気がないのであれば病院に相談する意味はあまり無いかと考えていますが、手術とかは置いといてとりあえず自分の現状を調べて欲しいという人も大勢おられるでしょう。

そういった人の場合は、当然ですが私の意見は無視して病院に相談して下さい。

もし、今まで坐骨神経痛で病院に相談してもあまり意味が無かったなと考えている人の場合は、今後また病院に相談する時の目安としてこのページを役立てて頂けたら嬉しいです。

また、坐骨神経痛は重症化すると手術を考えなければいけない厄介な疾患ですが、手術なしで改善できるのであればそれに越したことはありません。

何だか営業トークっぽくなりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。

坐骨神経痛の治療にはそれなりに自信を持っていますので、通える範囲にお住まいの方は是非お気軽にご相談して下さいね。

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