坐骨神経痛は下半身の色々な場所に痛みや痺れを発生させる厄介な疾患です。
中には足首周辺に強い痛みや痺れが限定的に発生している人もいます。
そんな人の場合、足首などのサポーターの効果について興味のある人もおられると思います。
そこでこのページでは坐骨神経痛で足首周辺に症状が発生している人が、足首のサポーターをつけるべきなのか?その効果について簡単に説明させていただきます。
サポーターをつけて楽に感じるのであればつけるべき
先生、私は足首に強い坐骨神経痛があるんですけど、足首のサポーターとかをつけるべきですか?
実際につけてみて、楽に感じるのであればつけても良いんじゃないですかね?
なんだかあやふやな答え方ですみません。
はっきり言って足首のサポーターをつけて楽に感じるという人もいれば、全然変わらないという人もいますので、実際につけてみないと分からないというのが本音です。
楽に感じるんであればつけた方が良いと思いますけど、あんまり変わらないんであればつける必要ないかなと思います。
そもそも、サポーターをつけるのは足首で正解なの?という疑問もあります。
足首が痛かったとしても根本的な原因は腰?
足首が痛いならサポーターは足首にするべきなんじゃないんですか?
そうですね。
先ほども言ったように足首のサポーターをつけて楽になる人もいますので、足首のサポーターを否定している訳じゃないです。
ただ、足首周辺に強い痛みが集中していたとしても、その正体が坐骨神経痛なのであれば、根本的な原因は腰にある可能性が高いんです。
そのため、サポーターとかも足首より腰に付けた方が効果が高い場合も珍しくないんですね。
ご存じの人も多いと多いと思いますけど、坐骨神経痛は腰周辺の背骨や椎間板、脊髄などの変形によって神経を圧迫して発生する疾患です。
圧迫された神経が支配している部分に痛みや痺れなどの症状が発生します。
そして、足首に強い症状が発生していたとしても、腰の関節にとって負担の大きい動作を行った時に症状が悪化してしまう事が多い疾患でもあります。
そういった事から、足首に痛みに集中していたとしても腰にサポーターやコルセットを付けた方が楽になるという人もいるんですね。
坐骨神経痛の原因が腰なら足首にサポーターをつける意味はないんですか?
いえ、意味がある場合もあります。
実際に足首にサポーターをつけて楽になる人もいますので。
根本的な原因が腰にあったとしても、足周辺の筋肉の緊張が症状の発生に関わっていたりする事もありますので、足首のサポーターをつける事によって足首の負担を軽減すれば症状が楽になる人もいます。
また、痛い場所を手でさすったりすると痛みが和らぐ人は多いと思いますが、サポーターや包帯、テーピングなどのように、痛い場所の皮膚を覆うような刺激を与えると痛みが和らいでくれる事も珍しくありません。
皮膚感覚を刺激する事による痛みのごまかしに近い効果かも知れませんが、どんな理由であったって痛みがマシになるんであればやる意味はあると思います。
ただ、坐骨神経痛は痛む場所も痛む条件も人によって大きく異なる疾患です。
そのため、楽になる方法や条件も人によって異なるんです。
何度もあいまいで卑怯な答えになってしまい申し訳ありませんが、足首のサポーターをして足首の坐骨神経痛が楽になるかどうかは実際にやってみないと分からないんです。
なので冒頭に言ったように、実際につけてみて楽に感じるかどうかで判断していただくしかありません。
また、腰のサポーターも同様です。
足首に痛みが発生していたとしても、坐骨神経痛なのであれば腰のサポーターなどを行えば楽になる人もいます。
ですが、それも実際につけてみないと分からないので結果で判断するしかありません。
足の関節や指を上げる事が出来ない。力が入らないなどの運動障害の場合は足首のサポーターが役立つ事もある
ここまでは、坐骨神経痛で発生する足首の痛みと足首のサポーターについて説明させていただきました。
実は坐骨神経痛で発生する症状というのは痛みや痺れだけではありません。
坐骨神経痛は重症化すると運動神経も侵害されてしまい、足に力が入らなったり、足首や足の指を動かせなくなるなどの症状が発生する事もあります。
その場合は歩行困難になる事が多く、そんな時には足首を固定するサポーターなどを装着すると踏ん張りやすくなったりするので歩行の手助けになります。
そのため、単純な痛みの緩和だけではなくて、歩きにくいなどの症状にも足首のサポーターなどが役立つ事があるんですね。
足に力が入らないなどの運動障害は手術も視野に
痛みだけではなくて、足首に力が入らなかったり動かしにくさを感じた時は足首のサポーターを行うべきなんですね?
絶対に効果がある!と断言できる訳ではありませんが、足首のサポーターなどを装着する事によって歩きやすくなる人はいます。
また、このページでは足首のサポーターという表現を使っていますが、全く足首や指を動かせない程の運動障害なのであれば、サポーターというよりも金属が入った足首の装具と呼ばれる道具で固定した方が良いかも知れません。
いずれにしても、足首の何らかの固定は役立つ事が多いです。
ですが、それ以上に気をつけていただきたい事が一つあります。
痛みや痺れも非常に厄介な症状ではありますが、この力が入らなかったり動かせなくなるなどの運動障害は手術も視野に入れなければいけない症状の一つです。
手術をするべきかどうか?の基準はお医者さんによっても見解は分かれますが、経験則的に言えばこういった運動障害が強く出ている場合はお医者さんが手術に言及する事が多い印象を持っています。
そのため、もし痛みや痺れだけじゃなくて、足首に力が入らない動かせないなどの運動障害が発生した場合は、手術も選択肢に入れて早めに信用できる医療機関に相談するようにして下さい。
まとめ
簡単にまとめさせていただきますね。
坐骨神経痛は人によって様々な症状を発生させますので、痛む条件や楽になる条件も人によって違います。
そのため少し卑怯な答えになってしまい申し訳ありませんが、足首のサポーターに効果があるかどうかは実際に使用してみないと分かりません。
また、足首周辺に痛みや症状が集中していたとしても、坐骨神経痛の根本的な原因は腰部での神経圧迫の可能性が高く、腰のサポーターなどをした方が効果が高い事もあります。
いずれにしても人によって大きく異なる為、実際にやってみてご自分で何が一番マシに感じるかで判断して下さい。
足首のサポーターに関しては痛みだけではなく、足首が動かしにくくなったり力が入らないなどの症状にも有効である事があります。
ただしこういった運動障害は、場合によってはお医者さんが手術の基準にしている程重要な症状ですので、心当たりがある人は出来るだけ早く信頼できる医療機関に相談するようにして下さい。
最後に営業トークになりますが、私は大阪府豊中市で坐骨神経痛の治療を得意にしたよしだ柔整治療院を経営しています。
もし、通える範囲にお住まいなのであれば遠慮なくご相談下さいね。
他にも坐骨神経痛の事に特化した記事をたくさん書いていますので、そちらの方も興味のある人は是非ご覧下さい。