先生、坐骨神経痛の人は痛い方を下にした寝方が良いんでしょうか?それとも痛い方を上にした寝方が正解ですか?
坐骨神経痛の症状でお悩みの人のお話を聞いていると、こういった寝方についての質問をよくいただきます。
そこでこのページでは、坐骨神経痛の人は痛い方を下にして寝た方が良いのか?それとも痛い方を上にして寝た方が良いのか?について簡単に説明させていただきますね。
寝方に関して興味のある人は是非参考にして下さい。
あなたにとって楽に感じる姿勢が正解
もう見出しで結論言っちゃいました。
この寝方の質問ってよくいただくんですけども、ぶっちゃけると正解はありません。
あなたが楽に感じる姿勢があなたにとっての正解です。
もしあなたが、痛い方を上にした横向きの方が楽に感じるのであれば痛い方を上にして下さい。
もしあなたが、痛い方を下にした横向きの方が楽に感じるのであれば痛い方を下にして下さい。
痛い方を下にした横向きだと、その姿勢はマシだけど後々が痛いので実は良くないんじゃないか?と不安に思っている人も多いと思います。
実際に、どちらかと言うと横向きで寝る人の場合は痛い方を上にしている方が楽で、痛い方を下にすると痛いという人の方が多い印象を持っています。
その事からも、横向きにおいては痛い方を上にした方が一般的には負担の少ない姿勢である可能性は高いです。
ですが、それでもその痛い方を下にした寝方が一番マシに感じるなら、あなたにとっての正解は痛い方を下にする寝方だと思います。
坐骨神経痛の改善には、しっかり睡眠時間が取れているかどうかは結構重要です。
後々痛くても、少しでもマシに寝れる姿勢を選択して下さい。
坐骨神経痛は人によって痛む条件が大きく異なる
寝方に共通の正解がない理由を説明させていただきます。
そもそも、坐骨神経痛というのは脊髄や椎間板などの変形によって神経を圧迫して発生していると考えられています。
そして、その神経を圧迫している箇所や角度などの違いによって、痛む条件が大きく異なります。
つまり、同じ坐骨神経痛の患者さんでも、痛い姿勢や痛みが発生する動作って人それぞれなんです。
当然、寝る姿勢も人によっては仰向けが楽という人もいますし、横向きが楽という人がいます。
うつ伏せが楽という人だって稀にいます。
同じ横向きであっても、痛い方を上にした方が楽という人もいれば、痛い方を下にしている方が楽という人もいるんですね。
ご自分にとってどの寝方が正解なのか?その答えはあなたの感覚や感想が最も参考になります。
冒頭でも言ったように、あなたが一番楽、もしくは一番マシと感じる姿勢があなたにとっての正解です。
楽な寝方が途中で変わる事もある
先生、でも坐骨神経痛には〇〇の姿勢で寝た方が良いってインターネットで読んだんですけど・・・
「坐骨神経痛は○○な姿勢が正解」「坐骨神経痛は○○な姿勢で寝るべき」「○○の姿勢は坐骨神経痛に良くない」
などなど、私はあんまり見ないんですけど、こういった情報ってインターネット上や書籍なのかテレビなのか分からないですけど、結構患者さんから聞きます。
でもあえて言います。
無視しましょう。
意外とこういった情報を信じて、辛い姿勢だけど我慢して特定の姿勢で寝ているという人は多いです。
ですが、あなたの感覚を信じましょう。
そもそも、坐骨神経痛は人によって楽な姿勢が全然違うんです。
なので、あなたが楽に感じる姿勢で寝ましょう。
また、坐骨神経痛の楽な寝方や姿勢というのは途中で変わる事も珍しくないです。
最初は痛い方を下にして寝るのがマシだったのに、ある時からは痛い方を上にした方が楽になった。
もしくは最初は仰向きがしんどかったのに、ある日から横向きよりも仰向きの方が楽になった。
などなど、楽な姿勢や痛む条件というのは突然変わる事があります。
そういった事も含めて、絶対の正解は無いんだという事を覚えておいて下さい。
楽な姿勢や寝方が存在しない場合はどの姿勢で寝るべき?
先生、私はどんな姿勢でも痛くて眠りにくいんですがその場合はどういった姿勢が良いんでしょうか?
この質問めっちゃ困ります。
このページで説明したように、楽な寝方や姿勢には正解なんて無いので、その人が一番マシに感じる寝方が正解なんですが、、、
そもそもこの患者さんがおっしゃるように、本当にどの姿勢でも痛みが強くて楽な姿勢が存在しないのであれば、私なら痛い方を上にした横向きを勧めます。
理由は単純で、痛い方を上にした横向きの寝方が楽と答える人が一番多いからです。
楽な姿勢が一切存在しないという事は、楽な姿勢が楽に感じない程痛みが強くなっている状態なんだと思います。
なのであれば、痛い方を上にした寝方が一番マシな確率が高いのかなと思います。
ただ、この部分は本当に正解は無いです。
あくまでも私の経験則になりますし、楽な姿勢が存在しないという状態でもまだ一番マシに感じる姿勢を模索して下さい。
楽な姿勢が存在しないのは重症化している可能性が高い
そもそも、楽な姿勢が存在せずまともに眠る事が出来ていないのであれば、坐骨神経痛の症状がかなり重症化している可能性が高いと思います。
もし、まともに眠れない状態が数週間、もしくは数か月も続いているのであれば、正直手術も視野に入れなければいけない状態です
通われている病院でそういった話が一切出てこないんであれば、病院も変えてセカンドオピニオンを行う事も検討して下さい。
まとめ
ここで簡単にまとめさせていただきますね。
坐骨神経痛の人が寝る時に、痛い方を上にすべきか?下にすべきか?この問題に絶対的な正解はありません。
あなたが最も楽に感じる姿勢や寝方があなたにとっての正解です。
また、楽な姿勢や寝方は途中で変わる事もありますので、自分の感想を信じてその時一番マシに感じる姿勢を選択して下さい。
どうしても、楽な姿勢が存在しないのであれば、横向きで痛い方を上にした寝方が一番無難だと思います。
ただし、そもそも楽な姿勢や寝方が存在していないのであれば、坐骨神経痛の症状がかなり重症化している可能性が高いと思います。
そういった状態がずっと続いているのであれば、手術も視野に入れて病院に相談するようにして下さい。
また、私は大阪府豊中市で坐骨神経痛の治療を得意にしたよしだ柔整治療院を経営しています。
営業トークになっていまいますけども、坐骨神経痛の治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さい。
他にも坐骨神経痛の患者さんにとって役立つ情報を発信していますので、そちらも興味があれば是非ご覧下さいね。